伝統柄のフェアアイルニット
どんな色が好きですか?
色はいつでも自分の中で想像力を掻き立てるものでした。
どんな色にもそれぞれにいい所があって、子供だった時の私は色を何時間も見ているだけでいろんな想像をしていました。
さぞかし今の自分から見ても、ぼーっとした子供に見えていたかもしれないと思います。
自分の持っていた糸の中からグラデーションを使いたいと思って作ったセーターです。
多分、この時は色を使う事が楽しかったと思います。
フェアアイルの柄は伝統柄で、組み合わせで新しい柄を作る事が出来ます。
何色使っても、1段では2色しか使わない所は編みやすい編み込みです。
手で編むことはどんないいことがありますか?
人は手を使う事で脳に刺激のいく事がわかっています。
編み物でも、楽器でも、手を使う事が良いのです。
色の組み合わせを考えながら、手を使う編み物は手軽で高度な技です。
高度、と書きましたが基礎は難しくないと思います。
機械編みも昔に比べるとすごく高度になっています。安い値段で複雑な模様のニットが売られています。
手編はどこに行きつくのかなあと思います。それでも全部機械にはならないのです。
どう考えても。